大阪電気通信大学

流行の変遷

流行の変遷

作品概要

大正、昭和初期、昭和後期、平成で特に流行ったファッションをデフォルメしたイラストにし、映像で過去から順に紹介しています。

各時代の流行にどのような特徴の違いがあったのかを表現しています。

実際にその時代を生きた人にはそういうのも流行っていたなと懐かしんで頂き、若年層には過去に今では見かけないこんなファッションが流行っていたんだと驚きがあれば嬉しいです。

制作経緯

数年で大きく変わる流行ファッションを数十年単位で見たら全然違っているはず、過去と現在を比べるような映像は面白そうと思ったのが制作経緯です。

イラストを描いて、その描いたものを使った映像を作りたいと思い今回映像作品を制作しました。

各時代の流行りの服装選び方はとても難しく、数年で大きく流行が変化してきたので沢山種類がありました。そんな中で私は流行った期間が長いものや現在でも過去に流行った服装としてテレビなどで取り上げられているものを選択しました。

なぜその服装が流行ったのかという明確な理由はファッションの流行にはありませんが、時代背景として流行るに至ったであろう根拠などが制作していく中調べると出てきたのが興味深かったです。

作品紹介

大正の流行ファッション

大正の流行ファッションは和服と洋服の混合のようなもので、シンプルな着物に髪を一まとめにするのが庶民の中で流行した。洋服は高価なものが多かった為庶民の間では髪留めのリボンを紐などで代用して使用していた。

昭和初期の流行ファッション

昭和初期の流行ファッションはロング丈のワンピースにクロッシュ帽を被った通称モダンガール。シンプルでゆったりとしたワンピースや彩度が高くない色の布を使用している。海外から最先端のファッションと一目を置かれていたこともあった。

昭和後期の流行ファッション

昭和後期の流行ファッションは彩度の高い服に大きい肩パッドを詰めたもの。太い眉を描いたり、色の濃い口紅を付けるなどの濃い化粧も流行した。バブル時代で男性に並べる強い女性になるという意識から体格的に大きく見せることができる大きめの肩パッドが流行したとも言われている。

平成の流行ファッション

平成の流行ファッションは歌手の安室奈美恵さんが着ていたファッションが流行した。ニットにミニスカート、ロングブーツといったファッション。この頃昭和後期に流行った濃いメイクから細い眉や色の薄い口紅を使ったようなナチュラルメイクに少しずつ変化してきている。安室奈美恵さんのファン(アムラー)のファッションが金髪のギャルブームにも一部繋がっている。

まとめ

今回制作した「流行の変遷」では過去の流行りを調べると同時になぜそれが流行ったのかを調べるために時代背景なども調べました。すると以前までは何となく流行ったのかと思っていたファッションも違った目線で見ることができ、どうして流行ったのかを考えるのが楽しくなりました。

文化の交流だったり、手軽さだったり、強く見せたいといった意志だったりと流行の理由になるものは沢山あることに気付き、これから流行るファッションはどういうものなのか、また何故流行ったかを考えるのが今後楽しみになりました。

使用ツール

  • CLIP STUDIO PAINT
  • After Effects
  • Premiere Pro
  • Filmora 12

作者プロフィール

村上 直輝 (むらかみ なおき)

総合情報学部 デジタルゲーム学科 ビジュアルアート研究室所属

イラストレーションは大学から学び、映像は独学で学びました。

のりたまが好きです。

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