大阪電気通信大学

カラーメガネ×協力アクションゲーム-Hue Mon-

ゲーム紹介映像

ゲーム紹介映像


作品概要

『HueMon』は、カラーメガネを掛けたプレイヤー2名で、画面内の情報共有を行いながらゴールを目指す、協力型の2Dアクションゲームです。カラーメガネを使用することにより、それぞれのプレイヤーが見えているゲーム画面の視覚情報が異なるため、互いの的確な情報共有がゲームクリアの鍵になります。

※途中リアクションが大きな場面がありますので、音量に注意してください。

制作経緯

大学生活において、即興でグループワークを行う等の、初対面の人と関わる機会を多く経験しました。その時に行うアイスブレイクで使用できるような、コミュニケーションを通して協力する必要のあるゲームを制作したいと考えました。


プレイヤーに協力をさせる工夫

カラーメガネを通してゲーム画面を見た視覚情報の差異

カラーメガネを装着することにより、画面から得ることのできる情報がプレイヤーによって異なります。そのため、互いに画面内の情報を共有し、協力を行わないとゲームをクリアすることができない状況を実装することができました。


カラーメガネの制作

Mayaを使用し、ゲームの際に使用するカラーメガネを制作しました。出力は寝屋川キャンパスにある、3D造形先端加工センターにて行いました。耳にかける部分を市販のメガネより長くすることで、メガネの上から掛けたとしても問題なく使用できるように制作しました。また、耳にかける部分とレンズのフレームの接続部分を蛇腹状にすることで、折れにくくなるようにモデリングを行いました。

左:実際に完成したカラーメガネ 右:モデリング時の画面

ゲーム概要

タイトルHue Mon(ヒューモン)
ジャンル協力型2Dアクション
プラットフォームPC
プレイ人数2人
プレイ時間約3分

学外展示-遊戯湯-

2023年1月28日〜29日の2日間に京都にある九条湯において学外展示を行い、来場された方に遊んで頂きました。その中で多くの感想や意見を頂き、それを元にキャラクターの挙動修正や、操作性の改善、ステージギミックの難易度調整などの修正を行いました。

<実施したアンケートの意見(抜粋)>

・協力しないとクリアできないゲーム設定がとても良い。(男性)

・対面でペアで声を掛け合うスタイルが新しく、コミュニケーションのトレーニングにもなると思います。(女性)

・非対称情報協力ゲームは好き。メガネのアナログ感が良かった。(男性)

コンセプトであった、コミュニケーションによる協力が必要であるという点が伝わり、楽しんで頂くことができたので、制作目標を達成することができたと考えます。

作者プロフィール

森井健

所属:ゲームデザイン研究室

担当:リーダー、ディレクター

作業内容:ゲームの企画全般を担当。(詳細:レベルデザイン、仕様書作成、ゲーム説明書作成、ゲーム内UIデザイン、キャラクターデザイン、キャラクターアニメーションの作成プログラムの挙動修正)

村山輝

所属:環境デザイン研究室

役割:プログラマー

担当:UIやステージギミックのスクリプトを担当。(詳細:スタート画面,ステージ1,ステージ2,ゲームクリア画面,ゲームオーバー画面の作成、ステージギミックスクリプトの作成、UIスクリプトの作成、キャラクターアニメーションスクリプトの作成)

 

山地晃太

所属:デジタルエンターテイメント研究室

役割:プログラマー

担当:プレイヤーキャラクターの動作スクリプトを担当。(詳細:ステージ3の作成、プレイヤーキャラクターの動作スクリプトの作成、ステージギミックスクリプトの作成)

 

國廣葉流

所属:環境デザイン研究室

役割:デザイナー

担当:3Dメガネのモデリングとステージギミックデザインを担当。(詳細:ステージ背景のデザイン、ステージギミックデザイン、UIアニメーションのデザイン、タイトルロゴのデザイン、PVの作成)

 

コメント


yanase2023-02-11T10:27:47

色眼鏡を使うのは面白いですね。実際に遊んだ際にギミックなどは本当に見えなくなるのですか?

森井2023-02-11T13:01:51

コメントありがとうございます。
そうですね、色眼鏡をかけるとそれに対応するギミックは見えなくなります。

yanase2023-02-12T11:34:47

モニタの種類によっては見えてしまうのかなと考えておりました。しっかり見えなくなるのであれば楽しく遊べそうですね。ご返事ありがとうございます。