大阪電気通信大学

ことわざと四字熟語を学ぶことを目的としたカルタの制作“チームで挑戦!ことわざかるた”

制作経緯

 私が小さい頃に「ことわざかるた」をプレイした際、カルタの絵や語感が好きという理由からいくつかのことわざに興味を持ちました。その後、中学の生徒会選挙で「座右の銘」という表現を知って、ことわざの意味や他のことわざも知りたいと思うようになりました。また、四字熟語は漢字四文字でさまざまなことを表現できることが面白く、漢字そのものや漢字の意味を覚えるのに役立つことに興味を持ちました。

 そこで、ことわざや四字熟語をもっと多くの人に興味を持ってもらい、言葉の面白さについて知ってもらえるようなカルタを制作しました。

ゲームの概要

 この「チームで挑戦!ことわざかるた」は、ことわざや四字熟語に興味を持ってもらい、言葉の面白さについて知ってもらうことを目的としたカードゲームです。

ジャンル :カードゲーム

対象年齢 :小学3年生以上

プレイ人数:5人以上

プレイ時間:90分程度

内容物

・取り札       :44枚

・読み札       :44枚

・お題札       :30枚(10種類3枚ずつ)

・2倍カード     :4枚

・得点札       :33枚

・説明書       :1部

・取り札、読み札対応表:1部

内容物
その他の内容物

ゲームの流れ

【準備】

①場に「取り札」を広げ、読み手は「読み札」と「得点札」の全てを持ちます。「得点札」は、取り手に配りやすいように種類別に分けておきます。

②「お題札」はシャッフルして裏を上にして重ね、山札として置きます。

③このゲームは2チームの対抗戦となるため、2チームに分かれて「2倍カード」を各チーム2枚ずつ所持します。

場の状態

【進行】

①読み手が「読み札」を読み、取り手はそれに対応する「取り札」を取ります。1つの「読み札」につき一人1回まで「取り札」を取るチャンスがあります。お手つきをした場合は、次のターンは「取り札」を取ることができません。それぞれのチームのプレイヤーがほぼ同時に「取り札」に手を付けた時は、そのプレイヤー達でじゃんけんをして、勝ったチームが「取り札」を獲得できます。

②「取り札」を取ったチームは、「お題札」を一番上から1枚引きます。

③「お題札」を引いたチームは「2倍カード」を使用するかどうかを選択した後、チームで協力してお題に取り組みます。時間内に答えられなかった場合は、もう一方のチームに解答権が移り、得点獲得のチャンスを得ます。

④お題を達成した場合は、得点分の「得点札」を読み手からもらい、引いた「お題札」を山札の一番下に戻します。

⑤場の「取り札」がなくなるまで①〜④を繰り返します。「取り札」1枚を1点とし、「得点札」の点数と「取り札」の点数の合計点数が高いチームの勝利となります。

作者プロフィール

高木 雄登

総合情報学部 デジタルゲーム学科

教育コンテンツデザイン研究室

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